対応症例

みみの疾患

病気ごとの診察の流れ

一般的な診察と治療の流れを、よくある症例ごとにご用意しました。
患者さんの状態により異なりますので、あくまで参考程度にご覧ください。

CASE 1

急性中耳炎

症状は耳痛、発熱です。
片側の場合が多いですが、重症の場合は両耳のこともあります。
症状は夜中や朝に起きることが多く、風邪症状(鼻水、鼻づまり、咳、痰)を合併している場合が多いです。

検査

鼓膜を見るだけで診断がつくことが多いですが、見ただけでわからない場合は鼓膜の動きを測定する検査(ティンパノグラム)や聴力検査を行います。

治療

高熱や痛みが強い場合は鼓膜切開をします。
鼓膜に15分ほどかけて局所麻酔を行い、その後専用の道具で鼓膜に穴を開けます。
穴は数日から1週間ぐらいで自然にふさがります。抗生剤、点耳薬、消炎剤などを処方します。
風邪症状がある場合は鼻炎薬なども追加します。必要に応じて鎮痛剤、解熱剤も処方します。

CASE 2

滲出性中耳炎

耳痛、発熱は少ないですが、耳がつまった感じがしたり、声が聞き取りにくくなります。中耳炎が治らず長引いたり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう症)、鼻づまりが強い場合になります。

検査

小学生以上には聴力検査と鼓膜の動きを測定する検査(ティンパノグラム)を乳幼児にはティンパノグラムを行います。数分で終わる簡単な検査です。

治療

消炎剤などを飲みます。
鼻炎、副鼻腔炎を合併している場合は治療が長期間になることがあります。
重症な場合は抗生剤を追加することもあります。お薬だけで治らない場合は鼓膜切開をすることがあります。

CASE 3

難聴・耳鳴り

急に起きた場合と徐々に悪くなる場合で検査や治療方法が変わります。

検査

聴力検査を必ず行います。原因が分からない場合はMRI検査を他の病院で受けることをすすめる場合があります。ウイルス感染が疑われる場合や強いお薬を使う場合は採血をすることがあります。

治療

急に起きた場合はステロイド剤(ホルモン剤)や点滴など強いお薬を使う場合があります。
数日で効果が無い場合は入院治療のために入院施設のある病院に紹介する場合があります。
徐々に悪化した場合は循環改善剤、ビタミン剤、漢方薬などをしばらく内服してもらいます。
耳鳴りには安定剤を使うこともあります。高度難聴の場合は補聴器をすすめることもあります。
院長は補聴器相談医の資格を持っております。

CASE 4

めまい

診断にはめまいの種類、きっかけ、持続時間など詳しい問診が必要となります。
院長はめまい平衡医学会の専門会員の資格およびめまい相談医資格を持っております。

検査

目の動きを見る、寝たり起きたり体勢を変えて血圧を測定、聴力検査などを行います。
原因が分からない場合はMRI検査を他の病院で受けることをすすめる場合があります。

治療

めまいが強いときは吐き気止めやめまい止めの点滴をします。
お薬にはいろいろな種類があります。相談しながら決めていきます。
めまい体操(理学療法)を行うこともあります。

はなの疾患

病気ごとの診察の流れ

一般的な診察と治療の流れを、よくある症例ごとにご用意しました。
患者さんの状態により異なりますので、あくまで参考程度にご覧ください。

CASE 1

アレルギー性鼻炎

くしゃみ、鼻水、鼻づまりが3大症状です。
毎年同じ時期に症状が現れる季節性と一年中症状がある通年性があります。目や口のかゆみを伴うことがあります。

検査

採血によりアレルギーの有無と原因の種類を調べることができます。
結果が出るまで約1週間かかります。

治療

内服薬と点鼻薬を用いるのが一般的です。漢方薬が使われることもあります。症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。

花粉症の原因植物の種類と、年間の飛散量分布について

アレルギー性鼻炎のひとつ「花粉症」は、アレルゲンとなる植物が複数あり、それぞれ年間を通して飛散時期が異なります。
そのため、人それぞれアレルギー反応が強まる時期や症状の度合い、対処方法が異なりますので、まず診察・検査をしていただき原因物質を特定することをおすすめします。
北海道地区で代表的な花粉症を引き起こす植物と、それらの年間飛散時期分布を図表にまとめました。参考までにご覧ください。

CASE 2

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

一般に蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれています。ねばりのある鼻水が鼻の奥にたまり、くさい臭いがすることがあります。痰や咳が続くこともあります。また、頬、おでこ、目の奥が痛くなったり、ボーっとすることがあります。

検査

膿がたまっているかどうか調べるためにレントゲンを撮ります。
内視鏡で鼻の奥を観察することもあります。

治療

抗生物質を含む内服治療が中心です。漢方薬が使われることもあります。
程度によりますが、一般に完治まで数ヶ月かかることが多いです。症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。

CASE 3

鼻出血

腔内側のキズなどが原因の場合と、それ以外の出血があります。

検査

内視鏡で出血の場所を確認します。

治療

止血剤と麻酔薬を含むガーゼを鼻の中につめます。電気で出血部位を焼いて傷をふさぎます。

のどの疾患

病気ごとの診察の流れ

一般的な診察と治療の流れを、よくある症例ごとにご用意しました。
患者さんの状態により異なりますので、あくまで参考程度にご覧ください。

CASE 1

のどの違和感(乾き、声がれ、痰、咳)

原因は様々です。声をよく使う方、大声をよく出す方、お薬をたくさん飲んでいる方、胃や食道が弱い方に多くみられます。
まれですが、ポリープや癌が原因のこともあります。

検査

鼻から入れる内視鏡でのどの奥を観察します。細い内視鏡で痛くありません。
時間は1,2分で終わります。

治療

ポリープや癌の可能性がある場合は手術のできる病院に紹介します。
それ以外であれば内服薬を処方します。漢方薬が使われることもあります。
慢性の病気の場合は治るまで数ヶ月かかることがあります。
症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。

CASE 2

のどの痛み

菌やウイルスの感染が原因です。

検査

鼻から入れる内視鏡でのどの観察を行い、菌の種類を調べるために綿棒でのどをこする培養検査や採血による血液検査を行う場合があります。

治療

痛み、発熱のある症状の強い場合は抗生剤の点滴を行います。症状が軽い場合は抗生剤、消炎剤、鎮痛剤などのお薬を使います。
症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。

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みみの疾患

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