喉の疾患
病気ごとの診察の流れ
一般的な診察と治療の流れを、よくある症例ごとにご用意しました。
患者さんの状態により異なりますので、あくまで参考程度にご覧ください。
のどの 違和感 乾き、声がれ、痰、咳
原因は様々です。声をよく使う方、大声をよく出す方、お薬をたくさん飲んでいる方、胃や食道が弱い方に多くみられます。まれですが、ポリープや癌が原因のこともあります。
- 検査
- 鼻から入れる内視鏡でのどの奥を観察します。細い内視鏡で痛くありません。時間は1,2分で終わります。
- 治療
- ポリープや癌の可能性がある場合は手術のできる病院に紹介します。それ以外であれば内服薬を処方します。漢方薬が使われることもあります。慢性の病気の場合は治るまで数ヶ月かかることがあります。症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。
のどの 痛み
菌やウイルスの感染が原因です。
- 検査
- 鼻から入れる内視鏡でのどの観察を行い、菌の種類を調べるために綿棒でのどをこする培養検査や採血による血液検査を行う場合があります。
- 治療
- 痛み、発熱のある症状の強い場合は抗生剤の点滴を行います。症状が軽い場合は抗生剤、消炎剤、鎮痛剤などのお薬を使います。症状の改善に吸入が有効で、吸入のみの通院も可能です。